Toilet for gate
情報を集める、変身する、1人になるなどのトイレの中に見出された体験を少しだけ大きくするような生きられるトイレ。
東京大学の赤門の横にトイレを計画した。東京大学を行き交う人々の風景を映し出すアーチ状のドアが特徴である。通り抜けできる2つの個室のトイレであるが、入口のドアは1つだけのように見えるように設計した。ドアは片側ずつ開く開き戸で電子施錠によって管理される。求心性の強いアーチを半分に分けるデザインとすることで、個室を使いながらも大きな器としてのトイレを使っているという意識を共有することを意図した。自身が使用している個室だけではなく、隣の個室を意識の中で現象させるようなデザインにすることで、トイレは大切に使われるのではないか。このような意識がこれからの時代に求められると強く感じている。また「トイレを通りぬけるという体験」を通じて、情報を集めたり、変身したり、1人になったりというトイレに見出された喜びを少しでも大きくすることができれば嬉しい。
Detail
date | 2021.02
type | Architecture
staff | 山地大樹┈Daiki Yamaji
location | Tokyo.Japan
type | Architecture
staff | 山地大樹┈Daiki Yamaji
location | Tokyo.Japan
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